伊藤野枝から始まり、瀬戸内寂聴、ヤマザキマリと、女の人の物語をたくさん読んだ

久しぶりに本屋に立ち寄った。

新しい本は綺麗でいい。

岩波文庫の新刊の棚を眺めているとどんどんと時間が経っていく。

佐藤正午の『小説家の四季』は気になる1冊だ。

こういう本をいつか書いてみたい。

去年(まだ今年か)はまあまあ本を読んだ。

伊藤野枝から始まり、瀬戸内寂聴、ヤマザキマリと、女の人の物語をたくさん読んだ。

伊藤野枝は、村山由佳の『風よ、あらしよ』の小説が良かった。

そこから、瀬戸内寂聴の『美は乱調にあり』『階調は偽りなり』へと波及して読んだ。

伊藤野枝という人の物語は本当にすごいのに、今ひとつ日本ではスポットが当たっていないと思う。

僕としては夫の大杉栄より大きな人物だと思うんだけど、僕が彼女を知ったのは本当にこの村山由佳の『風よ、あらしよ』を読んでからだ。

あの頃の不穏な日本の空気の中、伊藤野枝はとても力強く生きていた。

そして現代の最も力強い女性と僕が考えるのは、ヤマザキマリだ。

ヤマザキマリの漫画もそうなんだけど、僕は彼女の自伝的なエッセイがとても好きだ。

『国境のない生き方』『仕事にしばられない生き方』『男性論』など。

人生に悩んだときは、是非ともヤマザキマリを読んで元気を出していきたいと思う。

来年は、まとまったものを書きたいと思う。

具体的なものは何も見えていないが、最初の一行から最後の一行まで、力の限り書いてみたい。

まだ、いい時の自分ではないが、多分、戻っていけると思う。

沢木耕太郎がラジオで言っていたが批評する側でなく、作る側の人間になるべきだと。

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