小説– category –
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小説
マリッジブルー
家までの長くて急な坂道を登りきると、ダイヤモンドとレフトだけの縦長な公園があって、いつもはそこで写真をとったりメールしたりするんだけど、その日は東京で別れた彼が立っていた。そもそもこの公園は街を見おろせる高台のいちばんいいところにあって... -
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小説の恩恵
降車側の扉だったので中野でいったん電車から降りた。ホームで目を細め、見ると一つ先の乗車口で同じようにして扉脇に立っている女の子がいて、僕は彼女のことを知っていた。迷うことなくその乗車口にまわり込み彼女の後ろに続いた。せまい電車の中で彼... -
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納豆工場
夜、寝る前に部屋の灯りを消して西の窓のカーテンを開ける。晴れた日は星空が見える。部屋の灯りを消すと、月明かりがどれだけ明るいかがよくわかる。窓を少し開けて肉眼で空を眺める。十二月の冷たい風がパジャマの首筋に入り込んで、すぐに窓を閉める...
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