文学– category –
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文学
寝る寸前に書いてみた。今、ふと自分がしんどい時に、話したい人がいることの安心感
今、ふと自分がしんどい時に、話したいなあと思って、ふと思い浮かべる人は、残念ながら一人しかいない。 この人の気安さというものがすごく魅力なのだ。 たぶんそんなに僕のことに興味もないんだろうけど、僕の話したことはちゃんと頭に入れていて、どこ... -
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経済を回すためにお金を使うという考えは本当に正義なのか、考えた方がいい。
ブックオフに久しぶりに行った。 たぶん、4年ぶりだ。 5年ぶりかもしれない。 資格を取ろうと思った昔から本を無作為に買うことがなくなったからやっぱり5年ぶりだ。 欲しい本があったわけでなく、読む本を探しに来たんだが、やっぱり5年も足を運んでいな... -
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東京の雪の日はいつも八王子駅前が賑やかになる
テレビのニュースで八王子がさんざん映っている。 懐かしい、というか東京の雪といえば八王子なんだそう。 僕は八王子に2年住んでいたけど雪が積もった記憶は少ない。 高尾はさらに雪深い町だということをニュースは伝えるべきだが、高尾山ではなく、高尾... -
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『彼岸過迄』『行人』の頃の夏目漱石は最初から設計図があるように思える
夏目漱石の『行人』を読み始める この時期の漱石はとても読者を意識している気がする。 新聞に連載されていたということがよくわかる。 章の最後でしばしばもったいぶる。 こういう書き方はある程度、話の全貌が見えていないとできないのではないか。 と、... -
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吉本ばなながポストしていて、気になって読んだら、とても面白い本だった。『私のことだま漂流記』山田詠美
今日は正常運転だ。 いい肉がわりとお値打ちだったのですき焼きをした。 すき焼きはとても簡単なので、この時期はけっこう回数が増えていく。 父は毎日、美味しいもの食べれて幸せやと言った。 人生は捨てたものじゃないよ。 と僕は両親と3人暮らしをはじ... -
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長い年月をかけて僕が誰かとわかりあえてると思う瞬間。言葉じゃない、何か。
一生懸命に語りすぎる、といつも思う。 言葉だけに頼りすぎる、ともいつも思う。 最近、特にいっぱいいい音楽を聴いているからそう思う。 音楽を聴いて、こちらが受け取れる分だけで十分だ。 ディランがそうだった。 ステージに立って、ただ歌って帰る。 ... -
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働くことについて。原田ひ香の『三千円の使い方』的な方向性の小説がいい
漱石の小説の主人公はたいてい仕事を探している。 そうして、仕事をだいたい友達の叔父やら自分の親から周旋されることばかりを期待している。 明治の時代は求人情報とかはなかったんだろうか。 誰かに紹介されないと仕事にありつけないとか。 僕も若い頃... -
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夏目漱石の作品の中では『彼岸過迄』が最も暗く絶望的な小説である
漱石の『彼岸過迄』を読んでいる。 冒頭、ちょっとしんどくなるのかと思ったけど、やっぱりすぐに面白くなってきた。 これを読むのはまだ2回目だ。 最初に読んだ時のことはほとんど覚えていない。 後期3部作のことは、『こころ』は異常なぐらい読み込ん... -
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結果は惨憺たるものだったが、大きな時間で自分をみつめたら結果はまだ先かもしれない
同じことばかり繰り返していてはいけないと思いつつ、ずっと繰り返しだと思っていた一年前と全然違う生活をしていることにふと気づいた。 去年の今頃は、新聞広告入れて問い合わせに対応して、きちんと営業やら相談会やら開いて、スーツを着て、やる気満々... -
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伊藤野枝から始まり、瀬戸内寂聴、ヤマザキマリと、女の人の物語をたくさん読んだ
久しぶりに本屋に立ち寄った。 新しい本は綺麗でいい。 岩波文庫の新刊の棚を眺めているとどんどんと時間が経っていく。 佐藤正午の『小説家の四季』は気になる1冊だ。 こういう本をいつか書いてみたい。 去年(まだ今年か)はまあまあ本を読んだ。 伊藤...