介護備忘録– category –
-
介護備忘録
ここじゃないどこかへという気持ちはあるが、僕の一存で今は動けないので、ここで最善を尽くすしかない
ときどき昔の頃のことを思い出すが、その少し前に思い出した時のような心の震えのようなものがない。 例えば、2016年には東京にとても帰りたかったけど、2023年はおそらく東京には帰りたいと思うことはない。 もちろん、ここにとどまりたいという思いより... -
介護備忘録
慢性的に親と暮らしている僕にとっては、普通のこと。それに
わりと暖かい日が続いている。 もちろん、うちの中はガスヒーターでガンガンに暑い。 エアコンまでついている。 節約志向の僕的には心苦しいが高齢者の感覚に若いものがいちいちめくじら立てて言うのも、違う。 一過性で、介護をしたつもりになっている御... -
介護備忘録
年末の伊勢路。家族3人で久しぶりのドライブ。
昼ごはんを食べてから紙に書いて、 「今から墓参りに行く」 と父に渡して、その紙に「留守番」と書き足して父を指差したら、 「俺も行く」と言ったので一緒に伊勢まで乗せていくことにした。 3人で、伊勢まで出かけるのは今年の四月以来だ。 以前は月に一... -
介護備忘録
冬はつとめて。少しずつ東京が遠くなる。この暮らしはけっして悪くない。
冬はつとめて、と言うが朝の6時半にゴミ捨てに外へ出たが、朝散歩は気分がいい。 冬の朝はとても静かで綺麗だ。 うっすらと明るくなってきていて、このまま近所のカフェまで歩いて行きたいところだが、近所にカフェがない。 なので、ゴミを捨てたら、もう... -
介護備忘録
家庭料理の幸せ。包丁を握りながら、料理の方法について母に講釈をたれる息子になった。
名著と呼ばれる本を何冊か机に積んで、この休みに読もうと思って挑んだが、なかなか進まない。 自分の知識がまだそこへ到達していないのと、少し関心がそこから離れているということだろうか。 以前はそういうものも無理してでも分かったつもりで読んだも... -
介護備忘録
年末年始の準備。昭和の餅つき機を見たことありますか? Nationalの凄くいいやつ。
年末年始の準備をそろそろしないといけない。 両親が達者だった頃と同等とはいかないが、それに近い年末年始を迎える準備をしたい。 さすがにおせちは自分で作る気にならないので、部分的なおせちでいいだろう。 伊達巻とか、数の子とか、昆布巻きとか、買... -
介護備忘録
具沢山の味噌汁と1週間の献立。そして、シロさんに憧れている。
月曜日がひき肉の2割引の日なので、もう一年くらい、月曜か火曜は、だいたいハンバーグだ。 とても簡単だ。 そして火曜日は均一祭で、豚のこま切れが100グラム92円だったりするから、だいたい炒め物が常で、夏はゴーヤチャンプルだったり、青椒肉絲... -
介護備忘録
両親が元気なうちになんでもおいしいものを作ってやろうと思うこの頃である。
両親が寝静まった真夜中にスパゲティを作って食べるのが密かな楽しみだ。 今も下で作って食べてきた。 ハムとブロッコリとチーズのスパゲティ。 普段は9時以降は何も食べないが、休みの前の日は、好きなものを食べる。 食べ終えて、さて、やるかという気... -
介護備忘録
手や身体が動くことと手記の関係。文章を書くことが自らの慰みになることを感じながら散歩をしている。
朝からいい天気だった。 風呂に入っていない父がずっと臭かったので、起きてきたのを見計らって身ぐるみ剥がした。 風呂に入れたわけじゃなくて着ているものを洗濯しただけだ。 風呂は絶対に入りたがらない。 それから昼ごはんを作り、母を車に乗せてスー...