2022年– date –
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文学
行政書士を廃業して処分に困っていた新日本法規の加除式書籍がメルカリで高値で売れました。
昨日、ずっと整理しようと思っていた法律の本をメルカリに出したら、一晩で全部、売れてしまった。 法律の本と書くととても格式の高い本と思われるかもしれないが、そんなものではない。 加除式書籍といって、法改正があったりすると定期的に中身を差し替... -
文学
ここからならどこへでもいける。わずか3分、4分ぐらいの時間だけど、そこには旅の趣ととても長い時間の解放がある。
季節が冬に近づいている。 夏にやり残したことが山ほどある。 冬が来るまでにはと思っていたが、季節が変われば、心持ちも変わる。 仕事を終えて、帰りはいつもの地元のスーパーまで向かう。 そのときに使うバイパスがとても気に入っている。 乗ってすぐに... -
文学
ヘミングウェイは『日はまた昇る』が最高傑作です。土屋政雄の新訳版がオススメ
日はまた昇る[新訳版]を読む ヘミングウェイの中では、『日はまた昇る』が一番いいという話を友人にしたら、カズオ・イシグロの翻訳をしている土屋政雄の訳した新訳版を読むべきだと教えられた。 それ以来、ずっと読もう読もうと思って、読めてなかった... -
文学
多くの語られる言葉の中に僕の居場所がない。視聴率のパーセンテージの数だけズレているから、圧倒的にそっちが多数派になる
どこへ行っても、前の仕事を聞かれるので、僕みたいにあまり手に職がついていない人間は色んなことを言ってみる。 その中でも一番まともなキャリアはやっぱり大学生協時代の旅行業なので旅行代理店にいたという説明をする。 住んでる場所と、職場の友達と... -
文学
夏目漱石『三四郎』は冒頭の汽車のシーンから里見美禰子まで何回、読んでも完璧だと思う。
夏目漱石の『三四郎』を読んでいる。 もう何回読み返したかわからない。 何回読んでも、完璧だと思う。 好きなもの、何もかも詰まっている。 昔から『三四郎』のことを面白い面白いと書いているが同じことばかり書いている。 しばらくこの感じは変わらない... -
文学
『フィールド・オブ・ドリームス』を映画館で見た宝物のような野球少年時代の1日
『ノマドランド』 こないだの金曜日に『ノマドランド』をみた。 久しぶりに部屋の電気を消してハーマンカードンのスピーカーの音できちんと洋画をみたが、やっぱりいいものだ。 映画の内容は、評価を僕は別の人から聞いて知っていたから評価以上の大きな揺... -
介護備忘録
手や身体が動くことと手記の関係。文章を書くことが自らの慰みになることを感じながら散歩をしている。
朝からいい天気だった。 風呂に入っていない父がずっと臭かったので、起きてきたのを見計らって身ぐるみ剥がした。 風呂に入れたわけじゃなくて着ているものを洗濯しただけだ。 風呂は絶対に入りたがらない。 それから昼ごはんを作り、母を車に乗せてスー... -
音楽
サブスクは死ぬまで解禁しないと宣言した瞬間、山下達郎はミュージシャンの中で一等賞をとった
大切な本やレコードだけは売らない 仕事帰りに、古本屋や中古レコード屋をハシゴして、3日に1回は何かを買っていたのは、もう10年も昔の話になる。 東京で暮らしていたときは、ネットの中のことなんか関係なく道端に色んな話題や見識があった。 スマホな... -
文学
ヤマザキマリのインテリジェンス。彼女の語り口調は、これまでなかった新しいテキストである。
以前、『英雄たちの選択』というBSの番組で福沢諭吉を特集したときにゲストのヤマザキマリが語っていた日本の民主主義は、西洋から来てたった150年程度では、成功か失敗かの結論は出ないというような説が、堂々としてカッコよくて、それ以来ヤマザキマリの... -
文学
瀬戸内寂聴『場所』は彼女が住んだ街を再び訪れて回想をする小説だけどとても面白い
瀬戸内寂聴の本は今年になってから幾冊か読んだが、どれもすごく良かった。 『場所』という作品は、彼女がこれまで住んだ街を再び訪れて回想する小説だけどとても面白い。 そして物凄く文章が上手い。 「五十嵐というラーメン屋の女主人は、小股の切れ上が...