花村萬月『たった独りのための小説教室』を読む。アラフィフの小説家志望はいいキャリアだと思う

少しずつ暖かくなってきましたね。

僕自身は、介護と仕事にがんばっています。

いろいろなことが、少しずつ落ち着いてきています。

自分なりにも、ある程度、次の新しいことへチャレンジできそうな環境も整ってきました。

もちろん、遠出ができるとか、そういうことはないので、まだしばらくここでできることをやっていきます。

年明けはステレオの修理が終わって、ずっと音楽を聴いていましたが、だんだんと仕事が忙しくなったりするとあまり自分の時間が取れなくなってきました。

とは言っても、レコードは結構買いました。

ライ・クーダーに関しては初期の5枚は全部、レコードで揃えました。

音が全然、良いですね。

僕はレコードは中古のレコードを聴くのがやっぱり好きですね。

昔から言っているけど、古い夢を読む行為に近いですよね。

と言っても最近プレスしたのも買います。

カネコアヤノの日比谷野外音楽堂のライブLPはかなり聴き込んでいます。

あと最近は、小説家の燃え殻のラジオがすごく良くて毎週、楽しみにしています。

これはJ-WAVEの深夜のラジオなんだけど、僕は去年の暮れから聴いています。

燃え殻にハマったと言えばそれまでですが、こういう人が売れて、本も売れて、ラジオも人気があるのは嬉しいです。

それでその燃え殻さん(さん付けで呼びたい)がラジオで去年読んだ本で一番、面白かったという本が、花村萬月の『たった独りのための小説教室』です。

僕自身もタイトルに惹かれて、年が明けてから読みました。

小説家志望である読者たちの心を最初にへし折ってから、それでも書きたい人に向けて語られる小説の書き方本です。

僕自身は花村萬月の本は読んだことがなかったのですが、この本は良かったです。

たぶん、文章を書く仕事をしているとか日常的に文章を書いている人はある程度、楽しめると思います。

小説家志望でまだ若くて、これから夢のある人はひょっとすると自分を否定されているので、拒否感を持つかもしれません。

小説家志望を長く続けてきて、ほぼデビューは厳しいかと思いかけている人にはとても響くし、面白いと思います。

そういうことも含めて、アラフィフの小説家志望というのはいいキャリアだと思いますね。

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