吉本ばなながポストしていて、気になって読んだら、とても面白い本だった。『私のことだま漂流記』山田詠美

今日は正常運転だ。

いい肉がわりとお値打ちだったのですき焼きをした。

すき焼きはとても簡単なので、この時期はけっこう回数が増えていく。

父は毎日、美味しいもの食べれて幸せやと言った。

人生は捨てたものじゃないよ。

と僕は両親と3人暮らしをはじめてからずっとそう思っている。

今日は地元の別所書店で一冊、新刊を買った。

文芸書の新刊なんて久しぶりだ。

こないだ吉本ばなながXでポストしていたからずっと読みたかった本だ。

『私のことだま漂流記』山田詠美

とても素敵な装丁の本で、新刊の真新しい匂いと、少年時代の本の思い出が溢れている。

たぶん、痺れる内容だと期待してレジに持っていった。

山田詠美は『僕は勉強ができない』や『ラビット病』など青春時代に女の子に薦められて読んだぐらいしかなかったけど、彼女の語る小説家の生き様は面白い。

週刊誌に悪様に書かれて、憤っていく中、直木賞を取ってからは小説を書くことに集中していく様はめちゃくちゃカッコいい。

二十代の頃の文学青年だった僕にはこの良さがわからなかった。

今になって、色んなことがわかる。

単行本を買って正解だった。

ずっと手元に置いて、時々、自分を励ますために読もう。

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