働くことについて。原田ひ香の『三千円の使い方』的な方向性の小説がいい

漱石の小説の主人公はたいてい仕事を探している。

そうして、仕事をだいたい友達の叔父やら自分の親から周旋されることばかりを期待している。

明治の時代は求人情報とかはなかったんだろうか。

誰かに紹介されないと仕事にありつけないとか。

僕も若い頃から定職についていなかったから、本当にたくさんの人から、こういう仕事をやらないかとか、一人元気な子を探しているんだけどとか、声をかけられることがあった。

きちんとバイトをして月々の収入がある時でさえ、仕事を周旋されたりした。

あまりにも失礼じゃないか、とも思っていたが、僕は周りから見たらよほど不安定で、か弱く見えるのか、よく仕事を紹介された。

そして、この先のことは言わなくてもわかるだろうが僕はその全てをことごとく断ってきた。

自分にはやるべきことがあるので。

我ながら偉いと思う。

そして、大学生協でチケット売り続け、納豆工場で納豆をこねまくっていた。

そして今、自分で見つけてきた小学校での給食室の仕事に燃えている。

原田ひ香の『三千円の使い方』の第二回(ドラマ)はすごく良かった。

少し自分でも働くことの意味を考えている。

いつか『肉体労働のすすめ』という本を書こう。

自己啓発本ではなく、小説だ。

原田ひ香の『三千円の使い方』的な方向性の小説がいい。

しっかりと生活を営めば賃金の大小は結局のところあまり関係ないと思う。

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