おいしい生活

両親が寝静まった真夜中にスパゲティを作って食べるのが密かな楽しみだ。

今も下で作って食べてきた。

ハムとブロッコリとチーズのスパゲティ。

普段は9時以降は何も食べないが、休みの前の日は、好きなものを食べる。

食べ終えて、さて、やるかという気分だが、今、書きたいと思っていることが小説になるまで遥か遠い気がする。

昼間に歩いている時も色々と考えているけど、大事な部分が今の僕には足りない。

ただ、すんなり感じたことがアウトプット出来る筋肉は戻ってきたというか、それを書くスピードは大丈夫だ。

だから、しばらくここに色々書いて、伏線をためていこうと思っている。

休日。

母が昔、作ってくれていた甘い玉子焼きを僕は好きじゃなかったが、最近、僕はその玉子焼きを作るようになった。

具沢山の味噌汁と、ハム焼いて、その玉子焼きがあれば我が家のブランチはとても満足いくものになる。

自分が作る側の人間になってから甘い玉子焼きが美味しくてたまらない。

母もおいしいおいしいと言って僕の玉子焼きを食べてくれる。

高校生の僕は母に甘い玉子焼きはおかずにならんわ、と文句を並べていた。

素朴な一品だが、僕にはそれなりの思いがある。

両親が元気なうちになんでもおいしいものを作ってやろうと思うこの頃である。

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