人手不足のニュースをよく見る。
コロナで大量に解雇したけど、だんだん客足が増えてきて、対応できる人材がいないということ。
そんなに都合よく雇ったり、解雇したり、繰り返せないよな、と思う。
僕がこないだハローワークで仕事を探していた時も、おそらく人手不足なのがわかった。
僕は時間の条件で仕事を探していたから、正社員は無理だったけど、今なら誰でも正社員になれると思った。
でも今はパートの方が魅力的なのだ。
時代が変わったな。
しかし、人の意識がかなり変わってきているので、これから簡単に人は集まらないと思う。
人を雇うというのと、ロボットを導入するのとを一緒に考えているような人間ばかりの世の中に大切な自分を簡単に放たないでいいです。
我慢してまで、やりたくない仕事をする必要はない。
僕にしたところで、納豆工場で働いていた時は、こんなに肉体労働がんばって、この賃金かよって、思ったことがあって、なんとか収入を増やしたいと思って、事業を始めたけど、稼ぎ方が自分の思っていたのとだいぶ違っていて、これでは働き蜂になるだけだと思って、やめた。
例えば条件はこうだ。
一件、10,000円の仕事が、ある曜日に２０件あります。
毎週やってくれたら月収80万円。
とりあえず年収は1000万円行きます。
どうします？
やってみますか？
っていう話がざらにあった。
僕の知っている仲間の行政書士はみんなこんな感じで、僕だけがセコイ折込広告入れて、集客してほぼ無料の相談ばかりしていた。
僕は手際もいいし、人当たりもいいのでスカウトはよくされたけど、結局、収入の魅力にノックアウトされることはなかった。
僕なりの矜持というものがあった。
もちろん考え方の違いだ。
僕にもし養うべき家族がいたら、やはり行政書士の仕事はいい。
本当にお金儲けをしたいなら行政書士はおすすめの資格だ。
でも、僕には向いてない。
そう思ったら目が覚めた。
金はほどほどでいいと。
好きなことをやろう。
小説だ。
そして、コツコツと生きた金を積み上げよう。
職場によっては安くで働いてくれるパートは以前より大事にされるから、それは改善したと思う。
そうして、たどり着いたのが、今のような自分だ。
シンプルな暮らし。
こうして言葉にすることで、頭の中が随分整理されてきた。
偏屈と言われても、心地よい時間は失われない。
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