行政書士を廃業して処分に困っていた新日本法規の加除式書籍がメルカリで高値で売れました。

昨日、ずっと整理しようと思っていた法律の本をメルカリに出したら、一晩で全部、売れてしまった。

法律の本と書くととても格式の高い本と思われるかもしれないが、そんなものではない。

加除式書籍といって、法改正があったりすると定期的に中身を差し替えたりできる立派な背表紙だけど、中身はバインダーで閉じてあるような本のことである。

これは行政書士事務所を開業した時に、新日本法規という出版社の営業の方が売りにくるもので、何も知らない新人の行政書士は買わないといけないものと思わされて買ってしまう。

僕もその一人で、景気良く事務所周りを整理していた僕は、専門家なのだから、そういう本も必要だろうと思って、3冊まとめて買ったのである。

しかし、結局はまったく使う機会がなく、行政書士を廃業してしまいこの書籍の処分に困っていたところだった。

表紙のバインダーは結構、ごっついので、紙と分けなきゃいけないかとか、いろいろ、考えた挙句、一応、メルカリに出してみようと思い写真を撮影して、わりと攻めた価格でアップしてみた。

結論として、加除式書籍はかなり売れやすいです。

もちろん、僕のは割とまだ新しい状態だったのと、相続や遺言、行政書士業務の許認可申請のマニュアルだったりと、わりと汎用性のあるランナップだったので、出してすぐに売れてしまった。

3冊とも同じ人に売れたので、たまたまそれを探していた人がいたのかもしれない。

それで今日は朝から、荷造りやら荷造りの資材を買いに行ったり、ヤマトに荷物を運んだりと結局、朝から昼の2時までかかった。

「労働じゃないか」と憤ってみたがこれは労働である。

全部で20000円もの本が売れた。

本は元は37000円ぐらいのものだったので、割と強気の価格設定だったが、これが売れるのがメルカリのいいところ。

そこから手数料と配送料を引いて15000円ぐらいが純利益である。

時給にしたら、割といい。

こんなセコイことするために事業を始めたわけじゃないのに、と思いながらもやっぱり売上は嬉しい。

こうやって蓄積されたノウハウが一時の糧の為に換金されていく、これからの日本の趨勢を自らに見た。

日本の大安売りはこれからだろう。

売れ残った男が言うのも説得力ないが、簡単に大事なものは引き渡さない方がいい。

世の中、金に換えられるものはたいしたものはない。

夕方、散歩に出かけた。

最近は土日しか歩けないから肌感覚で知る季節が一段と進んでいる。

日の下で寒いと感じた。

散歩の途中、色んな人のことを考える。

長生きしなきゃと思う。

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