村上春樹の新刊の発売日に街の本屋がないということで、数万人が同時に同じ本を読むイベントに遅れる

今日が村上春樹の新刊の発売日であることは、わかっているが、実はまだ手元にない。

『スプートニクの恋人』からずっとリアルタイムで、村上春樹を追ってきて、新刊の小説が発売される日にてにできないことは今回が初めてだ。

これは僕が忙しいという訳ではなく、近所にあった本屋が閉鎖されて、家の通勤圏内に本屋がないということだ。

街の本屋がないということで、まともに不利益を食らっているか感じだけど、僕にはAmazonだって、楽天ブックスだってある。

ということで、おそらくこの日は本屋に行く時間がないだろうとのことで早くにネットで注文していて、明日、届く。

その後、金、土、日で読んでいけるだろう。

もう、発売日にカウントダウンして、買うような時代ではないのかもしれない。

多くの人が熱狂と情熱をはき違えているような気がしている。

そういう意味では僕は田舎に暮らすことで、色んなレースから降りた気分だ。

村上春樹の新刊だけは特別だと言って狂ったようなファンとしての表現はしないのが大人だ。

数日体調を壊していて、すぐれなかったが、なんとか持ち直した。

色んな疲れが出たのか、あるいはウィルス性のなんかだろうか。

実際、医者にかかっていないのでわからない。

あんまり症状を語れない世の中になったよのぉと思っている。

体調が悪いことさえ隠して、タフぶって乗り切る。

昔はもっとナイーブな男だった。

(ナイーブさがなくなったら終わりだと思っていた頃もあるというか、今もわりとそう)

いや身体は昔から非常に強くて、義務教育では一回も学校を休んだことがない。

また社会人っぽい大人になった時も風邪で仕事を休んだことはない。

元気な時に自己都合で仕事を長期で休んで井の頭公園でコーヒーを飲んでいる期間は長かったが。

僕自身のことを言うとしごく元気で、心配無用です。

小説のことと未来の旅のことを考えて、大きな現実と対峙しています。

とても大事な時間だと考えています。

明日、新刊が届いたら、すぐに本を読み始めよう。

ピカピカで分厚くて最高の気分を味わいながら。

読み始めると、静寂が訪れる。

寝静まる夜に僕は孤独を感じない。

同じ夜、数万人の人々が、現在進行形で、同じ本を読んでいる。

そう考えると、すごいイベントだ。

本読むことで、自由になれる。

多分この先もっと不自由を感じることがあっても、本読むことで解放されるだろう。

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