チャンドラーのこととか。『ロング・グッド・バイ』はアメリカ文学の最高到達点だ

コタツを出そうと思っていて、とうとう動き出したのは夕方だった。

一日も暇があったのに、なかなか動けない。

年々、部屋が片付かない。

頭の中が整理されていない。

もう少し本を処分しないといけないかもしれない。

自分の容量があまりにも少ないと感じるこの頃、新しいものがなかなか入ってこない。

古い人間にはなりたくない。

そう思いながらも、昨日からチャンドラーを読み返している。

『大いなる眠り』マーロウの第一作だ。

村上春樹、漱石や太宰についで、僕が一生懸命になったのは、やっぱりアメリカ文学で、その中で最もたくさん読み込んだのはレイモンド・チャンドラーだ。

『ロング・グッド・バイ』はアメリカ文学の最高到達点だ。

これは僕の個人的意見というか、日本の読書家の間なら一般論だろう。

『大いなる眠り』を読み返して思うのは、チャンドラーの作品をもうもっと繰り返して『ロング・グッド・バイ』のように複数回読み返すことが必要だということ。

自由のために孤独に耐えるということを僕は何度もトライして挫折している。

現在もアルバイトで安寧している。

本当はもう一度、何か自分で事業でも、やらないといけないとは思っている。

もちろん、沈んだ船はしょうがないから、新しい船を作ろうとい話なんだが、色々な準備もそうだが、何より心身共にタフでなきゃいけないというのが一つだ。

チャンドラーの文章から学ぶことはまずそのことだろう。

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