都電荒川線

3時半頃に仕事を終えて、家へ帰る道すがら、新目白通り沿道にたくさんの人だかりができていて、なんだろうと思いながらも人に聞くこともできず、歩いていたら、前からいつもと雰囲気の違う電車が来た。

東京交通局100周年記念の花電車だった。

こういうとき、いつも思うんだけど、いわゆる撮り鉄の人はみんないいカメラを持っている。

あと、ぜったい電車なんかに興味ないだろという通りがかりのギャルが沿道に並んで片手でケータイを掲げてカシャカシャと撮っていた。

それと同じぐらいの感じで、手持ちのカメラでパシと一枚、僕。

ブログに載っけれたらいいなぐらいの感覚である。

あとからウィキペディアで調べたら、花電車にはこの電車の意味の他に、風俗用語で、ストリップの花芸のことを言うらしい。

客を乗せない電車=行為は行わない見せるだけの風俗。

実際にその電車が走っているから使える雑学である。

前にこの電車が走ったのが昭和53年で、僕が生まれた頃だという。

それ以来の電車に偶然、巡り会えたのもなかなかついていたということで話題にしてみた。

家に帰ったら、コーヒー飲み、さんまのまんまを見て、それからポテトチップスのうす塩を食べたらそのまま眠ってしまい。

また中途半端な睡眠をした。

今、夕方の冷めたコーヒーの残りを飲みながら、セロニアス・モンクを聴いている。

秋にふさわしくないがいつも気分にピッタリである必要はないのだ。

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この記事を書いた人

三重県生まれ。現在は給食調理員をしながら両親と3人で暮らしています。趣味の読書と音楽鑑賞に加えて、自分でも様々なものを書いています。

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