写真で残っていた4年前。
杭州から紹興までのバスを高速でおろされて、バイクタクシーの荷台になんとか乗り込み高速を走っているところ。
この旅のアレンジをしてくれた友達が撮ってくれた一枚。
昨日、もらった写真では一番、好きな一枚だ。
4年前の僕を、そしてそのとき同じ時間と空間にいた何人かの大事な人々を思い出させてくれるから。
そこには僕らの息遣いがある。
このときは、まったくお金がないときだったけど、どうしても上海に行かないといけなかった。
休みがもらえないなら、仕事を辞めてもよかった。
あの時、僕が旅に出れなかったら、一生後悔しただろうし、今も僕はずっと同じ場所にいたかもしれない。
あれから随分、色んなものが変わってしまったけど、毎日、元気に暮らせている。
たぶん、みんなそうだと思う。
いつか彼が、彼女が、全部忘れてしまったとしても、僕が全部覚えておいてやる。
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