久しぶりにラバーソウルを聴いている。
というか、ビートルズを聴くのが久しぶりだ。
なんだか妙に昨日からラバーソウルが聴きたくなっていたからだ。
ラバーソウルは僕にとって特別なCDだ。
僕はこれを大学一年生のとき近所のレコード屋で、輸入盤のCDを買った。
もっと色んな知識があったら、ステレオの輸入盤なんて買いもしなかったけど、当時はただ、『ノルウェイの森』がどうしても聴きたいという一心で、買った。
でも、買い物の精神はそういうものだと思う。
それ以来、その輸入盤のCDをずっと聴き続けている。
ビートルズを聴く大人の良識として、何度か買い直す機会があったんだけど、なんとなく、今持っている輸入盤でいいような気がしている。
『ノルウェイの森』も装丁が変わって発売される度に欲しいと思うんだけど、やはりいちばん最初に手にした文庫本が好きだ。
高校3年の夏、新しいものが好きな兄の本棚で、吉本ばななと並んで、置いてあった。
僕はそれを黙って借りて、今でもそのまま返さずにいる。
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