村上春樹と森達也のつながり

今日から、また新しい本を読み始めました。

森達也の『 』という作品。

秀逸です。

前回、読んだのは6年前(平成16年のきっぷがはさんであった)。

今月末に『A3 』という続編がでるので、おさらいの意味もこめて読んでいる。

これはあんまり知られていない話だけど、森達也の『A』という映画が上映されたときに、一番最初に強い反応を示したのが村上春樹だったという話。

当時、オウム真理教を絶対悪にすることで自らを善の位置に置く日本社会に対して、それに真っ向から異を唱える『A』という作品。

誰もがその映画を黙殺する中、村上春樹は試写会に2回も足を運んだという話。※都市伝説ではなく実話。

そして彼は映画『A』がDVD化された際も映画の解説を書いた。※これも異例のこと。

僕が森達也にアプローチしたのは『下山事件(ケース)』という本からだったけど、いつのまにか『A』『A2』と読むにつれて、そして当然、村上春樹についてはコンプリートしているので、『アンダーグラウンド 』『約束された場所で 』の2作も合わせ鏡のように読みすすめるにつれ、オウム真理教は回避できなくなっていた。

そして、昨年発表された『1Q84』により、僕の中で、当時の色濃い読書体験が蘇り、ツナガッテイルと思わずにいられなかった・・・

 

誰かに本を勧める機会があったら僕は何を勧めるだろう。

やっぱり作家に大事なのは物腰だから、語り方にはこだわるな。

そこで紀行文なら、『深夜特急 』沢木耕太郎。

小説なら『海辺のカフカ 』村上春樹※今日の場合

ドキュメントは『下山事件(ケース) 』森達也

あと忘れていけないのが『NARA NOTE 』奈良美智

もし本に音量があったら、僕は爆音でこれを読むだろうp(^-^)♪

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この記事を書いた人

三重県生まれ。現在は給食調理員をしながら両親と3人で暮らしています。趣味の読書と音楽鑑賞に加えて、自分でも様々なものを書いています。

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