高校時代の思い出

友達の息子が野球をやっていて、地元のリトルに入ったみたいで、そこのリトルのコーチを僕の高校時代のチームメートがやっていて、とても教え方がうまいらしい。

「すごい熱心でええ人やわ~」みたいな・・・

話を聞いて僕は「オレあんまり仲はよくなかったけどな」という話をしたら、こないだの勤労感謝の日にいきなり本人から電話がかかってきて、とてもびっくりした。

現役時代はそのコはやんちゃで(きっと今も)、僕は苛められていて(といっても持ち前の明るさで、僕はヘタレキャラとしてブレイクしたが)正直、18年ぶりの電話でもやっぱり少し怖かった。

呼びだされてシバかれるのかもと思った(笑)。

もちろん、今はぜんぜんそんなことなく、とてもいい大人になっていて、野球やってた頃のいろいろなことがとても小さく感じた。

(『スタンド・バイ・ミー』や『海がきこえる』みたい・・・)

で、そのとき彼が僕に言ったのは、

「結婚は?」

「まだやわ(ドキッ)」

「あんまカネ貯めこんでもアカンで」

「カネなんか貯めてないよ」

「結婚したほうがええよ」

「うん」

「正月帰ってくるんやろ、電話するわ。飯おごったるで」

「ありがとう、たのむわ」

というなんでもない会話だったんだけど、僕は自分が普段、負い目を感じていることをズバッとつかれたようで、やっぱコイツ怖いと思った。

彼が言うとおり僕はカネを貯めこんでいるだけの人生なのかもしれないと思った。

都会で結婚もせずに一人で暮らしている僕は寂しく映るんだろう。

たぶんそれは正しい意見だと思う。

昨日は山形で初雪を見た。

山形で思ったのは、いつか旅行で来たいということだった。

東北の冬の外はめちゃくちゃ寒いんだけど、家の中はとても温かくて、温かいのである。

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この記事を書いた人

三重県生まれ。現在は給食調理員をしながら両親と3人で暮らしています。趣味の読書と音楽鑑賞に加えて、自分でも様々なものを書いています。

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