季節の記憶

いつも歩いている道すがら、あじさいが咲いていた。

僕はあじさいが好きだ。

ひまわりも好きだけど、あじさいには勝てない。

昔、住んでいた家の庭にあじさいがたくさん咲いていて、東京の道端で、あじさいを見るたびに、僕はその頃からなんにも気持ちが変わらないでいる気持ちなる。

季節の記憶は、悲しさでも、懐かしさでもなく、夏に生まれるなにかを与えてくれる。

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この記事を書いた人

三重県生まれ。現在は給食調理員をしながら両親と3人で暮らしています。趣味の読書と音楽鑑賞に加えて、自分でも様々なものを書いています。

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