勝ちたいときには勝てないのが人生だ

ものごとの大半は結果がでないことである。

にもかかわらず、僕らは結果を求めて困窮する。

美空ひばりの歌で、「勝つと思うな、思えば負けよ」という歌詞があり、僕はそれが凄く好きで、自分がもしなにかを成し遂げたいと思うときは、たぶんいい結果はすぐ出ないと思っている。

でも、それはずっと先になにかの結果として出るとも思っている。

そして、それはたぶん自分が望んだカタチではないものとして結果になるとも思っている。

もし、自分に好きなことがあるなら、それはやるべきだし、やる以上、命がけで、情熱を持って、そしてなにより悲壮感なくやることだと思う。

僕は昨日、仕事終わりに池袋のタワーレコードへ、ジブリのジャイアントペイパーという企画もののフリーペイパーを貰いに行った帰りに、自分の創作にかける情熱のアツさとかを感じて、帰り道はとても幸福だった。

「風立ちぬ」の大きな絵が手もとにあったから。

好きなものの前では、仕事の疲れとか、ふっとんでしまうのだ。

ほんとに。

だから、今、サッカーでブラジルまで観に行ってる人とかは、ほんとに幸福だったりするんだろうなと思う。

そして、そういう人は日本の選手の不甲斐ない気持ちや、悔しさをきちんとわかる人であると思う。

勝てばいいが、勝ちたいときには勝てないのが人生だ。

それでも尚、あたたかい気持ちをキープできる人は、たぶん好きなものの前で幸福でいられるはずだと思う。

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この記事を書いた人

三重県生まれ。現在は給食調理員をしながら両親と3人で暮らしています。趣味の読書と音楽鑑賞に加えて、自分でも様々なものを書いています。

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