ヤンキースタジアムの伊良部

楽しいことがどういうことなのかわかっている。

わかっているから、一人でいるときは楽しめない。

昨日は一人じゃなかったから楽しめた。

それだけ。

本を捨てて、街へ出ても同じである。

一人でいる意味は、二人でいるときの為。

それだけ。

話は変わるが、僕は伊良部が好きだった。

もちろんたくさんいる好きな野球選手の中の一人としてだけど、一年ぐらい前に、地元のリーグでプレイしているのをテレビ見て、とても喜んだのを覚えている。

日本に帰ってきて中日に来たらと思ったりしていたのだ。

一度だけ、ヤンキースタジアムに行ったことがあるのだけど、そのときは登板しなかったけど、球場には伊良部がいた。

バックスクリーンに伊良部が出て、僕は「伊良部や」と声をあげた。

彼は外野でキャッチボールをしていた。

僕が伊良部を見たのはそのとき一度だけである。

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この記事を書いた人

三重県生まれ。現在は給食調理員をしながら両親と3人で暮らしています。趣味の読書と音楽鑑賞に加えて、自分でも様々なものを書いています。

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