本質はどこにもない

明日は雪か。

通勤の道とかはヤなんだけど、なんとなく雪が積もるのは楽しみなのは、小さい頃と変わらない。

たとえば学校の途中から雪が降ってきて、教室の中からみんなで見てる感じが好きで、女の子とかが帰れないとか言っていたりしたら、だったら学校に夜遅くまで、一緒にいるのも楽しいのになと思ったりしてテンションがあがる側の人間だった。


最近、そういうところが凄く目につく。

消費税があがるからって、別に今、欲しくもないものを安いからって買う奴とか、なんにも見えてないなと思う。

たとえば僕は村上春樹が好きで、村上春樹の作品はほぼ全部持っていて、飽きるぐらい読んでいるから、わかるんだけど、もし、この作品が別のゴーストライターが書いているってわかっても、がっかりとか残念とかいうセリフはいっさい口にしないし、裏切られたとも思わない。

誰が書いていたって、『ノルウェイの森』は完ぺきだし、『ダンスダンスダンス』も僕の魂をえぐったままだし、今さら、そんなの知るかよって感じだ。

そんなことで、がっかりしているということは、たぶん、その芸術が人のこころを打ってないだけだろう。

ほんとに好きなものってそんな周りの評価や、環境の変化でこころが離れたりしないから、なにも怖くないと思う。

僕は松本大洋がスゴイ好きだけど、どんな人かほとんど知らない。

ただ『鉄コン筋クリート』のシロが大好きになって、そのマンガをずっと大切に持ってる。

それで十分じゃないの?

そんなすぐ、みんな変わってしまうのか?

僕はずっと変わらないでいるのにな。

今日、メガネのレンズを換えたら、スゴイよく見える。

両目0.8。

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この記事を書いた人

三重県生まれ。現在は給食調理員をしながら両親と3人で暮らしています。趣味の読書と音楽鑑賞に加えて、自分でも様々なものを書いています。

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