中央線で趣味程度の情熱を楽しみながら、夢を見るというのは一つの型であり、中央線で暮らすこと自体が型にはまった生き方である

中央線のオレンジ色の電車が昨日の運転で最後という話を今朝の『特ダネ』で見て、今日のブログはそれかなあと思ったけど、晩になって机の前に座ってみたら、中央線に対して書きたいことが、何もないのである。

二十代の全部を僕は中央線で過ごしたわけだけど、そのほとんどを僕は本を読んだり、音楽を聴いたり、誰とも話さなかったりして、とても閉じきった生活をしていた。

それがステイタスな奴だった。

中央線で趣味程度の情熱を楽しみながら、中央線で夢を見るというのは一つの型であり、中央線で暮らすこと自体が型にはまった生き方なんだとあるとき気がついて僕は三鷹のアパートを脱出した。

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この記事を書いた人

三重県生まれ。現在は給食調理員をしながら両親と3人で暮らしています。趣味の読書と音楽鑑賞に加えて、自分でも様々なものを書いています。

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