秋の空

三日前から空がとても澄んでいる。

キレイだなあと空を向いて歩いていたら、スマホの男とぶつかりそうになった。

そして最近はやけに低空飛行のヘリが多い。

帰る時間に金星がよく見える道がある。

ウォークマンで指原の声を聴きまくっている。

昼間に魚の骨がノドにささっていたけど、晩御飯に新米で流したらとれた。

とれる瞬間がいちばん、痛かった。

パソコンの小説のページをひらいたら、コーヒーが飲みたくなって、斉藤和義のジェラスガイを聴いている。

「やきもち焼きの男がいるよ。あなたの前の僕のことだよ」

春に買った靴をまだ一回も履いていない。

そろそろ有休とっていいと言われたけど、休むつもりはしばらくない。

いつ休むかぐらい自分のタイミングで決める。

「ファッキンジャップぐらいわかるよ」と僕は言ったけど、

「お構いねぐ」と答えるべきだったな。

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この記事を書いた人

三重県生まれ。現在は給食調理員をしながら両親と3人で暮らしています。趣味の読書と音楽鑑賞に加えて、自分でも様々なものを書いています。

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