村川とわ– Author –
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日記
『万延元年のフットボール』を読んだのは大江健三郎がノーベル文学賞をとってから10年後。大江風にいうとジャストミート。
たくさん小説が読める感情が育ち始めている。 もっとも、大人も子供も、たくさん本を読めばいいというのは間違った考えで、僕に限っていうと、本は新書やビジネス書でなく、小説である必要があり、その場合小説を読むほうの活字は中毒性がない。 小説には... -
日記
病院に行って病気になるという言葉もある
朝、家を出掛けるといつも入口の日向で自転車の下に茶色い猫が寝ている。 猫はそこから僕がカギをかけて部屋を出ていく様を見ている。 僕は別に愛想を振る舞わないけど「またおる」と思い、出掛ける。 なんとなく猫はコタツで丸くなるの発想で、夏は日陰か... -
日記
レコード・ハンティング
久しぶりにレコードハンティングに萌えている。 セロニアス・モンクの数枚をレコードで探しているんだけど、ぜんぜんない。 どれもアマゾンで、CDで1000円ぐらいで買えるんだけど、やはりレコードで買わないと意味がない。 理由 その①レコードの方が... -
日記
21歳、アメリカ、ストップオーバー
東京から三重は旅路としてはとても短い。 新幹線に乗ったらあっという間だ。 どっか途中下車して、寄ろうと言うほど、距離が長くないので、いつも名古屋に着いたら、近鉄に乗ってしまう。 なるべく早く実家に帰りたいという気持ちが勝ってしまう。 ほんと... -
日記
そのうわべだけの感じが僕の中身
昼休み日に当たろうと外へ出て、甘泉園へ行ったが、蚊が多くて、ゆっくり飯も食えたものではなく退散。 夏はやっぱ暑くていいなあ。 居場所がなくて。 麦茶も美味いし、トマトもぬるいとか言える。 信号が赤の間、日陰で待つような男にはなりたくない。 疲... -
日記
仕事帰りに桃を2つ買ったぐらい
夏晴れの土曜日。 昨日は誕生日で、37歳になった。 誕生日だからといっても何もない。 普通に残業して、金曜ロードショーでトトロを観て、音楽聴きながら本を読んで、コーヒーを飲んだ。 仕事帰りに桃を2つ買ったぐらい。 今朝は早く起きて、洗濯して布... -
日記
逃げた思い出
病は気からというのは本当で、ひょっとして自分は弱っているという感覚から、現実に向き合えなくなる。 現実に向き合えなくなった人にあんまり無理しないでとか、少し休んだらとか、周りはやさしい声をかけないと気が治まらないから声をかける。 でも、僕... -
日記
青春ノイローゼ
親戚の子供が東京へ出て来るので、会ってやってくれないかといとこの母親から連絡が来たので、明日、会ってくる。 何かをしてあげるわけでもないけど、上京することの不安を共感してあげたい。 4月に就職したばかりですぐに辞めてしまって、思いきって上... -
日記
まっとうさとストイシズム
僕が主に飲むのは、麦茶で、次いで、コーヒーそして牛乳。 あと水。 以前は烏龍茶だったんだけど、麦茶の方が好きになってきた。 麦茶作って、冷やして、飲んで。 というサイクルにある種のまっとうさを感じるからだ。 またコーヒーも同じ、手鍋にお湯を沸... -
日記
July
7月。 髪をほんの少しだけ短く切った。 職場はクールビズで、アロハとか着て、ダサいなあ俺とか思いながら仕事しているので、さすがに髪をサラリーマン風にするわけにいかず、芸人風に伸ばしてみることにした。 次会うときは、キムタクみたいに伸びている...