『トゥルー・ロマンス』とか『テルマ&ルイーズ』とか。抑圧された日常から、ある日、別の世界へ行ってしまう様を色んな形で表現されている。

『カリフォルニア』という映画があって、それが見たいと思って、TSUTAYAに行ったら、置いてなくて、もう時代はブラピじゃないのかと思いながら、『ジョニー・スェード』や『バック・ビート』も置いてないことに気付き、いい映画ってずっと残るだろうという安心は、慢心で、実際、90年代の良作はどんどん減ってきている。

僕はめったにTSUTAYAでDVDは借りないんだけど、この夏の終わりから週1,2本ペースで借りて観ている。

なんとなく日々が退屈だから・・・というのは嘘で、やっぱり勉強の為だと思う。

僕は別に映画が大好きな人間でもない。

ほんとなら、好きな小説をずっと読んでいたい奴だから。

でも、やっぱり映画には映画の良さがあり、とくにアメリカから受けた影響を感じると、今90年代のアメリカ映画はもう一度、しっかり見ておく必要があると思ったから。

それで昨日は、久しぶりに『トゥルー・ロマンス』を見て、ヤバいと思った。

大人になるにつれて、こういう犯罪傾向の強い映画は受け付けなくなりがちだけど、時間とって映画を見るひとつの最大の利となるものは、こういう犯罪傾向の強い映画を見ることにあると思う。

僕は昔からこういう『トゥルー・ロマンス』とか『テルマ&ルイーズ』のようなロードムービーな風景がたまらなく好きで、それは今でも変わらない。

こういう映画の根底に流れているテーマは自由への疾走だ。

抑圧された日常から、ある日、別の世界へ行ってしまう様を色んな形で表現されている。

いい作品のアメリカ映画のセリフはどれもシックだ。

とてもコンパクトで大事なことを言い当てるところがある。

それが僕が考えるアメリカの良さなのかと最近、思っている。

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この記事を書いた人

三重県生まれ。現在は給食調理員をしながら両親と3人で暮らしています。趣味の読書と音楽鑑賞に加えて、自分でも様々なものを書いています。

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