19歳の夏に毎日、寮で聴いていたから

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

読みました。

とてもいい小説で、読みすすめるうちに様々なことを思いだしていました。

僕はとくに19歳から21歳ぐらいの自分に重ねていました。

今でもその頃のことを思い出すと、胸がとても苦しくなる。

もちろん僕は予断なく本を読んだ。

本を閉じても僕の手の中には本を掴んでいる感覚は残っていて、今も消えない。

それとは別に夕方、久しぶりに新宿へ散歩に出かけた。

この夏にCDプレーヤーを買いかえようと思っていて、ヨドバシのオーディオのコーナーを見て来たけど、やっぱりまだ買えない。

それからいろいろ見てから、最後に紀伊國屋へ行った。

案の定、『多崎つくる』は売り切れていた。

地下鉄の駅を降りて、家への帰り道を歩いているときにずっとOasis の Don’t Look Back In Anger が頭の中を流れていた。

oasisのことが、そんなに好きじゃない筈なんだけど、morning glory? というアルバムだけ特別だ。

19歳の夏に毎日、寮で聴いていたから。

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この記事を書いた人

三重県生まれ。現在は給食調理員をしながら両親と3人で暮らしています。趣味の読書と音楽鑑賞に加えて、自分でも様々なものを書いています。

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