切実な時代、愛すべき短編、遠くへ行きたい

本屋で立ち読みしてきた。

村上春樹の新刊のあとがきにジョン・レノンが死んだときのことについて書かれていた。

その時期を彼は切実な時代だったと振り返っている。

それを読んで僕は、現在については、たぶん彼はそうは思っていないんだろうなと感じた。

今週は村上春樹の短編をいくつか読んだ。

『タイランド』といって、神戸の地震のあとでの作品集の中に、ある短編で、もう何回も読み返しているけど、いつ読んでもいい。

その中に出てくるニミッツという運転手の性格がとても好きだ。

それからもう一つ『ハナレイ・ベイ』という作品。

これもわりと新しい方の短編集(東京奇譚集)に入っていて、息子がハワイでサメに襲われて、母親が一人で遺体を引き取りに行く話。

僕がとりわけこの『ハナレイ・ベイ』と『タイランド』の主人公の女性の生き方に共感というか、カッコよさを感じる。

たぶん好きなタイプなんだろう。

それから『やがて哀しき外国語』をひっぱりだしてきて、今から読むところだ。

どうやら、アメリカへ行きたいと思っている僕。

そのうちまた行けるさと思っている僕。

今、僕らががんばっていることがカネの為じゃない限りは大丈夫。

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この記事を書いた人

三重県生まれ。現在は給食調理員をしながら両親と3人で暮らしています。趣味の読書と音楽鑑賞に加えて、自分でも様々なものを書いています。

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