父の書いていた手紙。父は夜勤に行く前に必ず、テーブルに広告の裏に大きな字で母になにか書いていた

昨日、お願いランキングという番組がやっていて、鈴木おさむの『芸人交換日記』という小説のリアル版をオリエンタルラジオの二人でやっていたんだけど、とても面白かった。

交換日記っていいなと思った。

僕は交換日記はしたことないけど、何年か前に職場の女性と文通をしていた。

2ヶ月ぐらい。

楽しいのと苦しいのとで、やめてしまった。

ただ、交換日記はいつかしたいと思っている。

それは別になんでもいい。

家の父は夜勤に行く前に必ず、テーブルに広告の裏に大きな字で母になにか書いていた。

大人になりかけの僕はそれを見て見ぬふりして、その上にコーヒーカップの〇をつけたりしてた。

母が返事を書いていたことは一度もなかったけど、広告を捨てるのは父の仕事だった。

決まりのない言語空間が大事なのである。

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この記事を書いた人

三重県生まれ。現在は給食調理員をしながら両親と3人で暮らしています。趣味の読書と音楽鑑賞に加えて、自分でも様々なものを書いています。

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