今日、ちょっとしたことがあり、ふと『ノルウェイの森』のあるシーンを思い出した。
こころの病で壊れゆく直子のことを待てずに、緑という健康的な女の子を選んだ主人公の告白に、レイコさんが言うセリフ(たぶんこんな感じだった)
「ワタナベ君、あなたはあなたの幸せをとりなさい。
あなたは幸せにならないといけないから。
でもそのことは直子には言わないで欲しいの」
ほんとは誰もがレイコさんの味方でもあるし、ワタナベ君の味方でもあるし、直子の味方でもあるし、緑の味方でもあるし、出来ればみんなのことを救いたい。
でも目に見えない力が僕らのことひきさいていく。
それは必ず確実に僕らからなにかを奪っていく。
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