目白駅前の自宅から明治通りの大きな坂をくだり、新目白通りを荒川線沿いに早稲田まで歩く。

毎日、朝30分、晩30分と歩いている。

職場がそれぐらいのところにあるからなんだけど、アップダウンの激しい土地で、歩いていて張り合いがある。

朝はだいたい音楽のフレーズが残っていて、今日はブルーハーツ、昨日はフィッシュマンズ、という風にぐるぐると言葉が頭の中にあって、それと同じ比率で、好きな小説の書きだしや、作中の名言がランダムで浮かんでくる。

本を開かないでも物語が広がって、セリフが飛び交っている。

だから、歩いている30分がとても短く感じる。

でも晩は少し違う。

晩はとても現実的なことを考える。

たぶん疲れているからかもしれないけど、わりと過去のコトや、今のコトや、週末のコト。

思うように行きそうで行かないコト。

そして始終、歩きながら携帯が鳴ったような気がする。

家に帰ればやることがいっぱいあるんだけど家に帰るまでの30分は長い。

ipodを買おうか迷っている。

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この記事を書いた人

三重県生まれ。現在は給食調理員をしながら両親と3人で暮らしています。趣味の読書と音楽鑑賞に加えて、自分でも様々なものを書いています。

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