青春ノイローゼ

親戚の子供が東京へ出て来るので、会ってやってくれないかといとこの母親から連絡が来たので、明日、会ってくる。

何かをしてあげるわけでもないけど、上京することの不安を共感してあげたい。

4月に就職したばかりですぐに辞めてしまって、思いきって上京してくるというのだから、今はそれだけで十分だと言ってあげたいのだ。

ほんとはもっと早くさ、生きてるだけで丸儲けだと言うことに気付けたら、上京なんかしなくても三重県にいた方が全然いいことに気付けるんだけど、思い立ったら、旅に出ないといけないのが青春ノイローゼだ。

青春ノイローゼは青春時代で終わる。

僕ぐらいの年齢になれば、それはただのノイローゼだ。

東京の暮らしは地味で、だるいけど、金がなくても羽振りよく見せたり、生活の弱音とか仕事の愚痴を言わずにがんばれば、誰かがきっと応援してくれるからと僕は言ってあげたい。

それで駄目になったら、三重に帰ればいいんだ。

三重にも自分を大事にしてくれる場所はあるんだから。

先日、ミュージックポートレートという番組に奈良さんとカエラが出ていて、そのとき話に出て来たYUKIの曲が、今なんかすごく響いている。

歌詞、メロディー、声質。

たぶんYUKIみたいな人に憧れているんだ。

素敵な夏になりますように。

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この記事を書いた人

三重県生まれ。現在は給食調理員をしながら両親と3人で暮らしています。趣味の読書と音楽鑑賞に加えて、自分でも様々なものを書いています。

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