「風立ちぬ」はもう一回見たい。
なにがいいかは人それぞれだと思うけど、しっかりこころに残るものがある筈だから。
僕はやっぱり青い空と大きい雲と飛行機が飛んでいる様が好きだった。
ラピュタとはまた違う感じだったけど、紅の豚が再び見たいと思った。
頭の中にくっきりと夏の空のイメージが残った。
最近、思うのだけど、夏の空の最大のイメージは、日本が戦争に負けた直後の絶望の青色なのかもしれない。
死をはらんだドラマや小説に出てくる殺人的な夏の空はいつも限りなく青く大きくて、感情のうつしかがみになる。
もしくは甲子園で、黙とうをするあのウ~という音の下で見る、ある種の後ろめたさの中にある夏の空の青さとかも独特だ。
あと、僕だけなのかもしれないけど、飛行機=死を真っ先にイメージしてしまう。
夏の空から飛行機が堕ちたニュースを少年の僕は見たことを忘れることができない。
コメント