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日記
中央高速バストリップ。後からきっとそう思えるように、僕らは最高の瞬間を求めて旅に出る。
高速バスの中で、ノラ・ジョーンズを聴いている。 この1stアルバムは、僕が今より傷つきやすかった頃、流行っていた。 僕は何にもなれない不安で消えてなくなりたい日々を送っていた。 あの頃、僕にやさしくしてくれた人はいつまでも覚えている。 それ以外... -
日記
ハイネケンに、ハートランド、そして青島ビール。素敵なビールは皆、瓶が緑色である。
今、ケータイ、ウォークマン、カメラの充電をしている。 いつも大事そうに持って移動しているけど、正直、どれか一つなくしても僕はまったく損なわれないな、と思った。 カメラはわりと高いからヘコむかもしれないけど。 ケータイは次、なくなったらまたし... -
日記
NTTドコモ代々木ビル。昔、ビルの赤い航空障害灯のことを得意げに僕に教えてくれたのは誰だっただろう。
仕事終わりに新宿へ。 相変わらず人が多い街。 高速バス乗り場でチケットを買いに来たんだけど、バス乗場は移転したらしく隣の代々木駅まで歩いた。 NTTドコモ代々木ビルを根元から見上げる。 その後、新宿の街をぐるぐる歩き周り用を済ませて、地下鉄に乗... -
日記
固有名詞を与えると症状が力を持ちだす病。負の言葉はとても力を持っているから。
夏真っ盛りである。 とても気分がいい。 38℃、上等。 倒れる人が多いとテレビでやっているけど、あまりにも〇中症と言い過ぎである。 僕らが子供の時は熱〇症とはあんまり言わなかった。 全校集会で倒れた生徒は、「日射病」として処理されていた。 〇中... -
日記
Dream a little dream of me。はじめて一人で旅をして回ったのもアメリカ南部の街、ニューオリンズ
最近、アメリカ南部の音楽ばかり聴いている。 どうしてかわからないけど、僕はアメリカ南部に惹かれている。 はじめて一人で旅をして回ったのもアメリカ南部の街、ニューオリンズ。 そしてその旅を終えてからも更に音楽にのめり込んだ。 卵が先か、ニワト... -
日記
ヒロイン。『三四郎』里見美禰子から『海がきこえる』武藤里伽子、『ノルウェイの森』小林緑まで。
『三四郎』のヒロインに里見美禰子(みねこ)という人が出てくるんだけど、漱石はこの人をとても上手に描いていて、学生時代の僕は本を読みながらため息をついたものだけど、それは同時に里見美禰子のような人が僕が好きだったからかもしれない。 ただ、最... -
日記
贅肉つくと小説家は駄目だな、とある作家が言っている。肉体が変われば文体が変わる、と言ったのもその人である。
今日は暑くて、息があがった。 危ないと自分でも思ったけど、運動を止められない性質があるので、けっきょく最後まで続けてしまい。 なんとか大丈夫だったけど、今でも少し息苦しい。 夏は無理しちゃ駄目だとわかっていても、運動の渦中には、やめられなく... -
日記
男の感性。「昨日雨に濡れて、今日も降りそうなのにどうして外に干してくるの?」
今日も朝から雨が降るかどうかわからなかったけど、昨日の洗濯物を洗い直して、干して家を出た。 11時頃に雨が降ってきて、あーあーと言っていると、昨日雨に濡れて、今日も降りそうなのにどうして外に干してくるの? バカねえと職場の女の人に諭され... -
日記
今までどおりのやり方が通じない。それでも昔のやり方で自分を通すか、少し変えてみて新しいやり方を覚えるか。
今日は午後から予想外の大雨。 軒先に干してきた洗濯物もすべてやり直し。 ついてないというか、そんなこともあると思って干していたんだっけか。 今までがついていたんだ。 まあそんなことどうでもいいんだけど、最近、食べすぎているのかもしれない。 筋... -
日記
頭の中のできごと。夏目漱石『三四郎』。広田先生の言葉から学ぶべきこと。
とてもいい文章に出会ったときに感じるのは、作者の誠実さである。 『三四郎』を読み始めて、一章だけでそう思った。 この小説に難しい仕掛けはない。 『三四郎』には夏目漱石の物事を見つめる大きな器がどーんと現れている。 「日本もこれから発展するで...