文学– category –
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文学
15年ぶりの友人から電話口で告げられた、僕にまったく記憶のないエピソード。どんな奴でも友達は大事するものです。
彼は15年ぶりに僕に電話口でこう言ったんだ。 「俺さ、お前に、どうしても言っておきたいことがあってさ」 僕は普段、電話の来ない人から電話が着た時点で、なんかヤな知らせじゃんって思っていて、電話でたときからずっと鼓動が早くて、「なに?」と僕... -
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声の秘密。哀愁は大切にしたほうがいい。そのうち、いいことがきっとあるから
気に入ったCD一枚を聴き倒すということに意味があるのかどうかわからないけど、先週から、ずっと続けている。 休憩中もずっとウォークマンで聴いている。 落語とか、ラジオとか聴く感じで、繰り返し聴いている。 ロックというか、僕はその歌手の声が好き... -
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想像を超える人生。僕のことを知らないとか、忘れた人に、今の自分のパーソナリティを話すのは難しいものだ。
今なにしてるの? という質問を久しぶりにされた。 というぐらい久しぶりの友人から電話がかかってきて、僕は基本、何もしていないことと、独身である旨を伝えた。 僕のことを知らないとか、忘れた人に、今の自分のパーソナリティを話すのは難しいものだ... -
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いまのすべては過去のすべて。高畑勲『かぐや姫の物語』は絵がとてもやさしくて。
こないだ『かぐや姫の物語』を見てから、妙に里ごころがついて、かぐや姫のことと野球少年だった昔の頃を思い出している。 一昨日、大学で一番最初に知り合った友達が36歳になって、もう18年も友達なのかという話をしたこともあり、半分ぐらい東京で暮... -
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コンタクトレンズが教えてくれるもの。普段、メガネで過ごして、見過ごしているものとか
最近はずっとメガネで過ごしていて、たまに気分を変えたいときにコンタクトをつけるんだけど、久しぶりにコンタクトをつけると色んなものがよく見える。 ふだんは0.6ぐらいしかないけど、コンタクトをつけると1.0ぐらいあるから、ふだん見えてないも... -
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かぐや姫の物語。夜王子と月の姫。峯田君はぜんぜんブレなくて、同い年で、悔しいけど、カッコいい。
今日は仕事が休みだった。 たまに平日のこういう休みがないとやってられない。 基本、僕は日曜の休みは身体を休めるだけだから家か、池袋にしかいない。 一人でどこかへ出掛けるのも平日じゃないといけない。 1300万人も住んでいる東京といえど、家から最... -
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僕が劣化してしまう前に。VHSをDVDにダビングしようと思うことはあるのだけど。
冬になって、言葉数が減ったけど、元気にしています。 最近は、音楽というより、昔によく見た芝居をビデオで繰り返してみています。 『見積無料』とか『正月どうすんの?』とか。 DVDに焼こうと思ったけど、今、36歳の僕がこの先、この画質を保存したと... -
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アメリカのいい部分を見つめている。新潮文庫『お洒落名人 ヘミングウェイの流儀』から再認識することなど。
しばらくは、なんとなく気持ちをとどめておきたいから、書かないでおいたんだけど、その間は、やはり勉強がはかどっていい。 夜、遅くまで本を読んで、頭の中がこんがらがって寝て。 疲れた身体にジャズを浴びながら、コーヒーを飲んでまた本を開いて。 そ... -
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太宰治『津軽』を読む。タケという女性が漱石のキヨに似ているという話。
太宰治の『津軽』が面白いと、実家の父から電話がかかってきた。 「あんないい作品があるとは思わんかったわ」 「『津軽』は比較的に明るい時期に書いてる作品やねん」 「あの中にタケって女が出てくるやろ?」 「それが漱石のキヨやって言いたいんやろ?... -
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かぼちゃを煮たり、すり潰したりしていると、鍋の中が真っ黄色で、とても暖かい冬が来そうな気になる
最近、かぼちゃのおいしさに気付き、ほぼ、毎日のようにかぼちゃのスープを作っている。 かぼちゃには、もともと味がついていて、その素朴な味がとにかく身体に沁みるのである。 かぼちゃを煮たり、すり潰したりしていると、鍋の中が真っ黄色で、とても暖...